敷地の周囲三方に住宅が建て込んだ、密集環境における住宅の新築です。接道する北側も、高等学校の通用門に面していたため、プライバシーの確保と共に、通風採光に配慮した、内外が一体となった空間利用がテーマとなりました。
そこで、敷地全体を高さ9mの透明な大空間と見立て、中央に鉄骨造3階建てのフレームを据えた後に、各用途に応じた外部空間を整形に切り取るイメージで考えてみました。
1階のエントランス・駐車スペースをピロティとして奥庭とつなぎ、2階には南北貫通のLDKと一体のテラス、道路側の視線を遮るバスコートを設け、3階には個室とルーフテラスを計画しました。
上下階はスリット階段でつなぐことで、視覚的広がりと明るさを感じられる動線空間となっています。

家づくりのヒント

テーマ『屋外空間の用途分け』

周囲の環境によっては、敷地内の屋外空間を一つにまとめてしまうと、快適な住環境とはならないこともあります。その場合は、各室の用途に対する屋外空間を個別に計画してあげると、遊びが生まれて解決に近づきます。

住宅情報

建築年 2020年
敷地面積 118.71㎡
延床面積 159.05㎡

建築家について

建築家近影
氏名 八木 紀彰
所属 八木紀彰建築設計事務所
所在地 静岡市葵区大岩本町1-5-305
ホームページ http://www.yaginoriaki.com